空手を学べる環境とは?
■あごひげ

 昔の親たちには、いくら厳しくしても、親のほうから『ビシビシお願いします!』というスタンスがありました。大会一ヶ月前になると当時の会長からは決まって・・『館長、最近子供たちタルんでますよ!』という声があがったものです。そしてその勢いで、子供達を待つ親が外でうるさいものなら、窓を開けて親たちにまで、(集中して稽古しているのに)うるさい!!と怒鳴っていましたね。稽古の見学禁止は今でも同じですが、親まで怒鳴りつける道場主でしたから・・。時代は変わって、『見学したいなら、はいお母さんも一緒に空手やってー!』です。靴をしっかり並べて大きな声で挨拶するよう親たちにも協力いただいています。
  私たちの時代とはだいぶ異なった世代が親となり、躾・教育を修空館に託してよこしてくれている・・。つまり、今の時代はそんな、昔はこうやっていた、とか言いながら厳しいことを旧態依然として続けていたならば誰もついてこないということでしょう。東北の寒さは半端でははない。手刀受けの手が開かないのです。まるでカニさんの手のようになります。寒い、足が冷たい・・と柔らかくて小さい足が真っ赤になり、泣くものが出て来ます。誰かが泣くと連鎖反応が起きます。そんな様子を耳にすれば親も家族も、春まで休め、、さらに、長く休めば退会・・となりかねない。

勝つことだけに専念するのであれば、すべてを厳しい方向で位置づけし、元々弱いものをふるい落とすことができるし、少数精鋭でしごけばレベルはもっと楽に上がるでしょうが・・。

一方、今の子供たちに足りないのはなんだろうかと考えるとき、それは子供達の遊びであり、交友であり、そういう中から育まれ工夫する、考える力とか、社会性とか、伸び伸びした環境でないと養われないものがたくさんあります。
子供たちには、『みんながお菓子を食べながらゲームしている時間に休まずにくることはそれだけでもすごいことなんだよ』、って教えてやります。育つ環境は子供たちが選べるわけありません。私たち大人が早く氣付いて、協力し合って、子供達の無限の可能性を引き出してやらないといけませんね。
 道場では、

遊びの寺子屋、母と子護身講座、昔の運動会、芸能大祭、寒風マラソン・・・


と、空手を通して集まったこんなにも多くの子供達のために何かいいこと、刺激的なことを伝えることが出来ないものだろうかと(親たちとの共同作業で)日々考えています。行事にはママ空さんたちだけでなく大勢の親たち(祖父母も)が協力し集まる、そういう空氣が根付いていることは修空館道場(日本教育空協会)のすばらしさだと思います。
     
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NPO法人日本教育空手協会 Japan Educate Karate Association 統括師範小野寺脩(あごひげ館長)
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