故事、諺に学べ!
中国の故事、千二百年代。国境の塞(とりで)に住む翁(老人=父親)の話し。
●あごひげ
大事にしている父親の馬が逃げたというので近所の人がお見舞いにやってきたが、父親は『この災難はきっと福を呼ぶだろうよ』と言った。暫くすると何と、逃げた馬がたくさんの駿馬(しゅんめ=見事な馬)を引き連れて戻ってきたので今度は近所の人がお祝いにやってきたが、父親は『なに、この幸福が災難を呼ぶかもしれない』と言った。そのうち乗馬を楽しんでいた息子が落馬して足の骨を折った。人々がお見舞いを言うと父親は、『なに、この災難は次の幸福を生むだろう』。やがて戦(いくさ)が始まり多くの若者が兵に借り出されてほとんどが戦死をする中で、足の骨を折った我が息子は兵役を免れて生命を全うした、、、。
・人間(じんかん=世間) 長い人生では、人の周囲に何がどのように展開されるか分からない。禍福というのは予測できない。世間(人間)はとかく(万事)そういうものだ(塞翁が馬)。
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ばんりいちじょうのてつ 果てしなく続いてきた、これからも続く世の中にあって、決して変わらないもの、変えてはいけないものがある。
万里にわたって続いている一本の鉄。万物の諸相、時々刻々に現れる姿は様々に変わるが、その実相は変わることなく過去・現在・未来を貫いて一本のすじのように連なっている。(仏教)
●あごひげ
決めたことは途中に投げ出すことなく、真っ直ぐ、真っ正直に一つ道を追求することで己の生涯を貫く、初志(心)貫徹ということだろうか。常に自分自身を省みて我が道が果たして『本道』であるかどうかを自問しつつも、しかし最後まで夢は果てしなく一本の黒々とした鉄の棒のように持ち続けたい。『夢一條鐵』とでも言いたい。天地空間にあるこの我が道、大道を、潜在意識として深く根を張り変わるまで継続実行していきたいものである。
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●あごひげ
あるテレビ番組で、『唯我独尊』は『俺が一番』という意味だ、と誰かが言ってました。しかし、私が和尚さんによる座禅会を通して聞いた話は違います。お釈迦様は4月8日に生まれてすぐに七歩を歩いて天に向けて右の人差し指(左は地)を指し、天上天下唯我独尊!!
と言いました。その意味は、『生まれてきた私一人はこの大宇宙の中でもたった一人の私であり掛け替えのない命である』、というような内容でした。一人一人がみんな違う、みんなが唯我独尊であり、尊い存在、尊い命だからお互いの違いを認め合う思いやりの心が必要・・・そのようなことを和尚さんが言っていました。今日この現代社会に忘れ去った言葉がここにあるように思います。それぞれが自分を中心に自己主張し達成のためには氣に食わないものは平氣でつぶそうとしたり妨害、しいては殺害にいたる・・・なんともまあ、お釈迦様は、うぬぼれるな、他を見ろ、思いやりの心を持て!!
と、もう生まれた時点で今日を憂い現代の私たちにも示していたのかもしれません。
●浄音寺 住職より
※和尚さん(曹洞宗)にメールを送ったところ以下のように返信がありました。 ↓
はい。館長さんの考えの通りです。文字だけの表を見て、一人よがりの人だなんて理解する方がいるのは確かです。ただ公の場でそんなふうに発言されるのは困りますね。スミレやタンポポはそれですばらしいし、蘭やカトレアもすばらしい。私たち人間が勝手に価値を付けているんだなあ。金子みすずさんが、みんな違って皆いい、ということを詩に書いています。すばらしい。また
こんど
●関東の友人まっちゃん
極特別な信仰心は無いのですが、我家も曹洞宗の檀家。また、偶然にも息子達の通っている(通った)高校も曹洞宗。ですから、「唯我独尊」は耳にたこ、などと言うと罰があたりますが、よく耳にしている言葉です。プロ(和尚様)も言われているので重ね書きも失礼かとは思いますが、自分も同様に聴いております。現代風に言えば、SMAPの「世界にひとつだけの花」とでも言いましょうか?他人を敬い、自分を大切に。そんな思いが込められた言葉と聴いております。
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「危険を冒さなければ功名は立てられない」の意
●あごひげ 親たちへ!
子供の前に立ちふさがるのは、言わば子供にとっては『人生の大きな損失』です。どんな一歩でも人は先の見えない入り口ではたじろぐかな。でもね、そこは親の勝手な想像範囲ではなく『やらせて見よう』、『参加させて見よう』という大人としての判断が大切ではないでしょうか。行事にも大会にもぜんぜん出ない人がいます。いちいち子供の渡る石橋を、本人ではなく親のほうで子供の陰から恐る恐る手を出し、まだ危ない、まだダメだーって決め付けている家庭があります。家庭的経済的に恵まれていない場合、これは別。しかし、親がいつも先生よりも上にいて(プライド、ジェラシー?)いちいち屁理屈を並べて検分している場合もあります・・。やらなければ何も見えないし、何も得られません。たとえ親のあなたでも、子供の無限大の可能性を妨げるような考えは慎むべし!!
やらせて見て、失敗して、恥をかいていいじゃない。本人が自分の力で自分を見つめて感じさせて・・こその成長発育、と捉えてやることこそが子育ての重要なカギです。
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