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引き手について
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■あごひげ
剛柔流は三戦を見るように息吹にも関係してか?
胸前に取るようですね。
松涛館では骨盤腸骨(バンドの当たる両側の大きな骨)より上で柔らかいところに床に対し水平に、かつ、出すときは肘までが離れないようにし、そして肘が離れるときから突きの回転を使います。
引き手は奥におさめて『溜め』ができるという考えですが、組手の形(かたち)により各流派少しづつ違うようです。 |
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私の引き手の考えはこうです。
中国では、『スワイショウ』(スワイショウは日本に入って来なかった文字で、ブラブラするという意味)、つまり、脱力が武術の原点として古来より研究されてきました。私の道場ではスワイショウをよくやらせます。スワイショウは、左右、前後、あるいは歩くスワイショウ、移動のスワイショウなど、私の考えたものも含めると二十種類以上もありますが、いずれもその動きの起点は腰、もっとはっきり言えば下丹田です。丹田を意識し、でんでん太鼓のコマの芯棒を動かすようにです。すると大地に根ざし天の氣、地の氣を集めた臍下丹田を中心にエネルギーの回転というか、地球のマグマのような根源のエネルギーが湧き出るようにしてパワーが出るということになります。ここを起点にして腸骨上の柔らかい部分に乗った引き手の拳を言わば身体全体の遠心力(円心力?)を使って出すのです(あくまでも私の考えです)。脱力からは、想像も出来ないような重みと、意識を向けることによっての身体の反応が出ます。
よく空手はゼロから百の力を瞬時に出せ、と教わりましたね。ゼロの状態とは力を抜くことであり、百に一番近い位置にいるということでもあると思います。そういう意味で、引き手を高く取りすぎれば肩関節周囲に緊張が生まれゼロの状態が出来にくいのではというマイナス面も考えられます。即ち、引き手を高く取るのと腸骨の上に取るのとでは両方ともに長所短所があるようです。いずれにしても、引き手が緩くなりがちであり厳しく戒めなければなりません。高さは別にして、力を溜める、という点に関してはどの流派も同じだろうと思います。 |
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| NPO法人日本教育空手協会 Japan Educate Karate Association 統括師範小野寺脩(あごひげ館長) |
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